京都府における出前授業の実施状況と今後について

                    京都府商工労働観光部 労政・人材育成課              

出前授業の必要性

 厳しい経済情勢のもと、新規高卒者の就職内定率は、近年回復傾向にありますが、高校生、大学生等の就職環境は依然厳しい状況が続いています。このような状況の下、京都府では、京都ジョブパークを中心に就業支援に力を入れていますが、同時に就職企業の選択能力の向上や職場定着の促進、労働環境の改善を図るための若者を中心とした求職者や企業を対象とした「労働教育」が重要かつ必要となっています。

 そうした中、今後社会に巣立っていく若い人たちが労働関係制度や社会保障に関する基礎的な知識を習得することで、労働者としての権利・義務や社会保障制度の活用の仕方などを身につけるとともに、労働トラブルが発生した場合の支援・相談方法など、問題解決能力を見いだす力を養うことは、これから働く若者が社会に出て行く上で必要不可欠な準備であると考え、京都府では、あったかサポートをはじめとした関係機関・団体と連携して、取組を行っております。